リアストラットその2






道北技研であります。


さて、前回のストラット試作品から同じ部品を削り出してみます。

同じサイズと言う事で、ノギスで計りながら慎重に削っていきます。


リューターを旋盤代わりですから、当然…芯ブレが発生します。
プラ棒を長めに、リューターに挿し込みまして少しずつ加工しながら繰り出していきます。



画像の1が、アッパーシートとバンプラバーを荒削りしたところです。



画像の2は、寸法とおりに進めながら車高調ネジとロアシートまで削り出したところです。

この後、下部の車高調ネジとストラットのモールドを削り出して完成となります。

削りカスは、Sセメントで溶かしてなだらかに。



結局…同じサイズを作るのに試作品から4本も。
(;_;)
1本、約1時間ほどかかります。トホホ…。

焦って削り出した、失敗例も写っていますね。
右から2番目です。
仕上げを焦ってヤスリやデザインナイフを強く押しつけますと、
芯ブレで歪んで真円に削れません。
歪んだ状態を確認出来ると思いますが。



試作品は、うる覚えのイメージだけで削り出したので失敗でした。資料画像を見たら…ストラットのモールドが逆だぞっと!?


*専門用語で言いますと、資料画像は、全長式の車高調でした。全長式は、高級品ですね。
普通!車高を調整する為に、ネジを緩めますと…車高は下がりますが、スプリングは遊びだします。
車重だけのスプリングの縮みになります。
通称~1G状態ですね。
全長式は、スプリングを緩めずに車高のみを調整出来る優れ物の部品なのです。
スプリングにプリロード!予圧を掛けるなど、車高を一定にしながら複雑な調整も可能になるんですね。



そこのモールドを逆に削ってしまった訳です。(^_^;)
更に3本と言う訳です。
微妙にロッドの長さが揃わずに、苦労しました。



実物は、アッパーシートの上にもピロアッパーと言う部品が存在しますが、模型的には無くてもOKでしょ~。(笑)




そして、削り出し部品を使ってディテールアップしたのが最後の画像です。


キットのサスペンションを切り取ります。片方は寸法を見るのに必要ですので、一気には進めません。


試行錯誤して、落ち着いた形状が撮影した画像になります。
本来の形と若干、違いますがキットの組み立てを考えますと…こんなモノでしょうか。


ブレーキキャリパーのモールドも裏面に移植しております。

ヤレヤレ…疲れました。
もう片方も残っていますし。

あっ!スプリング…
百均で素材を探さねば~。


申し遅れましたが、この部品ですね…完成したらほぼ見えません。

ははは…ここまで作りこんだぞって満足感さえ有れば!



つづく…。

コメント

非公開コメント

いやはや見えなくなる部品にこれだけ手間をかけるとはすごいですね。
自分が高校生の時分に作ったタミヤのポルシェが中までいろんな部品がありました。
あれはタミヤの会長が購入した現物を惜しげもなく分解して型を作ったそうですね。

北國海軍工廠さん、こんにちは!

タミヤのポルシェって!?そんな開発話が有るんですか。
知らなかった…。

開発者の意欲が、良い模型を産む例ですよね。


再販されている、フジミエンスーポルシェなども意欲的な模型でしたよね♪
特に356のエンジンなどは、びっくりモノでした。
ワーゲンタイプのフラット4は…ピストンが入ってたんですわ。シリンダーヘッドを接着したら見えなくなるのに~(笑)
このエンジンには、クラッチ板?フライホイール?らしきモノも再現されてました。

開発者の気持ちが伝わりますよね。


悪魔のZは、漫画の産物なのでブログを御覧の皆様は色々なイメージを持っていると思うんですよね。

そうそう!その通りとか。そんなんじゃねぇーよ!とか。

車を整備されている方でもある程度、なるほどなと思える感じで作っています。

今度、悪魔のZのモデルになった実車130Zのネタを書いてみますね。
プロフィール

北國海軍工廠

Author:北國海軍工廠
出戻りのおっさん モデラー (寅年)
あっと気が付けば五十路を超え、いまだ仕事、家庭そして趣味にと苦闘中。
写真は星になった愛犬のペキニーズ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード